ドリーム小説







今日の天気は快晴、風も温かで気持ちが良い。
俺は機嫌良く、朽木(といっても白夜じゃないぞ、野郎を誘って何が楽しい。俺が目下夢中になっているのは十三番所属、何が悲しいかあの変態を兄に持つという不幸な美少女、麗しの朽木ルキア嬢の事だ)でも誘って散歩に出掛けようとした所だった。
裏庭で蹲っている黒い物体を見つけたのは―。


「・・・・・・・・・・・・朽木?」


今想っていたばかりの彼女が裏庭で蹲り、どうやら落ち込んでいるというか沈んでいるではないか!これはいけない。こんな可愛いところを他の誰かに見られでもしたら・・・・
例えば市丸なら速攻で押し倒すだろう。あいつはそういう奴だ。自分のことをルキアが苦手だと知っていて怯える姿が可愛いからとからかうんだ。怯えてるのに、絶対逃げようとしないで耐える姿が堪らないらしいとか・・・よくもルキア愛の俺の前でのうのうとそんなことが言えるものだ。後で思う存分制裁を加えてやった。やったぜ、俺。やるな、俺。この調子で今後も行こうぜ!・・・やばい、なんだかテンションが変になってないか?
それはおいといて・・・白夜も無言&無表情で泣きそうになるのを堪えるルキアを思う存分堪能するに違いない!あぁ、悲しきかな貴族の変態度。相も変わらずむっつりすけべか、白夜の奴め。
後はー恋次か?まあ、あれはヘタレだし、忠犬だし、下僕だし。
・・・・・・・・・・・まぁ、とにかく危険なことには変わりない。俺は彼女の元へと足早に向かった。















「なーにやってんの?」


私が裏庭で落ち込んで蹲っていると後ろから突然声がかかった。私は驚いて、きゃわっとかなんか変な声を出してしまった。・・・・恥ずかしい。穴があったら入りたい気分だ。
勇気を持って後ろを向くとそこには隊長が私を心配そうに眺めていた。



零番隊隊長、
夜の闇のように黒く、短く切られた髪。翡翠色の瞳、細いのにその肢体は筋肉質でその腕は力強い。彼の強さは計り知れない、と戦闘好きの十一番隊隊長、更木剣八までもが言っていた正に鬼神と称するにふさわしい人物。
そんな彼は何故か私のことを良く気に掛けてくれている。


「何かあったのか?朽木・・・」

「いっ・・・いえ!何でもありません!!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うそだ」


何でもない、というルキアに俺は肩を掴み、詰め寄った。何でも無くないだろ!?あんなに落ち込んでて!!


「いえ、本当に何も・・・」

「いーや!どうした何があった?市丸にストーカーされたのか!?白夜の奴に着替えでも覗かれたか!?恋次にいじめられたとか!!?」

「え・・・あの、」



困惑するルキア、それでも心配されているのが嬉しそうでそれが可愛くて堪らない。・・・・・・・・・・・・・・・・、



「あー!もう!!朽木、今すぐ俺のとこにお嫁に来なさい!」

隊長・・・・、あの」

隊長ってのは無し!だから、。はい、リピートアフターミー!!」

・・・隊長、」

「隊長は無し!」

「・・・、殿」

・・・んー、まあいっか。とにかく、俺の所にいれば安心だからな!市丸からも白夜からも恋次からも何からも山本総隊長からだって守ってやるから!!」

「は・・・はあ、」



がくがくとルキアを揺さぶる俺。そんな俺の頭に背後から乱菊と日番谷が斬魄刀でおもいっきり突込みをくれた。





「「
お前が一番危ないよ」」









ればも無